【R5.04.29 生徒技術向上講習会を開催いたしました】

2023.5.8

4/29(祝)に4年ぶりとなった生徒技術向上講習会を実施いたしました。第1部は、日本女子体育大学ダンス学科 教授である坂本秀子先生を講師にお招きし、第2部は、東京都中学校体育連盟ダンス部オリジナル既成作品「カノン」の伝達講習を行いました。全18校 総勢330名が集まり、ダンスを通して、つながることができました。この講習会での学びが、夏季大会で活かされることを願っています。

講習会の様子

受講者(生徒たち)のきらきら輝く眼差しの先に憧れの存在あり!

難易度が高いフレーズを練習する中で、基礎の大切さや感じる/表現方法を学びました。

今回、とても印象的だったのは、部員と顧問の先生方の関係性と距離感です。

同じ時間を共有している様子が、多くの場面で垣間見ることができました。ときには、生徒の近くまでいき技術指導はもちろん、円をつくって対話をする学校もあったりと、学校での学びのスタイルがここでも生かされていることが素晴らしかったです。

また、3時間という中学生にとっては長い練習時間だったと思いますが、お互いに教え合ったり、自ら講師の先生に教えを乞うたり、先輩が後輩に優しく声をかけたり、あるときはチームのムードメーカーであろう生徒が笑いを誘い笑顔が溢れたりととても素敵な時間(講習会)となりました。


坂本先生が講習の最後に「ダンスは一瞬で上手になることはない。もどかしい時間の先に楽しさがある」とお話しされており、大きく頷く生徒の姿もまた印象的でした。

そして、今回はサプライズとして、助手のお二人のソロ作品もご披露いただきました。美しく圧巻の演技に会場にいたすべての人が釘付けとなり、演技が終わると自然と拍手が沸き上がりました。

本物をみるということ、そして、そこで感じたモノを大切にしながら、日々の練習に励んでほしいと思います。

【講師/坂本秀子先生 プロフィール】

金井芙三枝に師事。平成4年東京新聞主催全国舞踊コンクール第一位、平成11年村松賞(舞踊部門大賞)、現代舞踊協会奨励賞、平成27年には石井漠・はるみ指導者大賞、平成28年江口隆哉賞ならびに文部科学大臣賞。現在、日本女子体育大学ダンス学科 教授、坂本舞踊団主宰。

【助手/猪野沙羅さん・佐々木礼子さん】

坂本舞踊団所属。
武蔵野東中学校在学中は、既成作品「未来への扉」「Winter Sun」で大会出場。現在は、多くの公演に出演し、コンクールやコンテストでも受賞するなど活躍中。